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フリーランスエンジニアは会社員のようにキャリアパスがなかったり、安定しない働き方であったりすることから、将来の末路に不安を感じている方もいるでしょう。実際にフリーランスエンジニアの末路が本当に悲惨なのか、どういった場合に悲惨な末路になってしまうのかは気になるポイントです。
本記事では、フリーランスエンジニアの末路が悲惨になってしまうケースやその回避方法、フリーランスエンジニアのキャリアパスなどを解説します。
Contents
フリーランスエンジニアの末路|5つの失敗パターン
フリーランスエンジニアが悲惨な末路を辿ってしまうかは、その人次第です。悲惨な末路を辿ってしまう、5つの失敗パターンをみていきます。
収入が不安定になり生活に困窮する
フリーランスは会社員のような固定給ではなく、完全な成果報酬です。案件をこなした分だけ収入になりますが、必ずしも毎月安定して案件があるとは限らないでしょう。
案件が継続的に得られないと安定した収入には期待できず、案件はあっても単価が低いと十分な収入が得られません。
しかし、それでも税金や仕事の備品、生活費などの出費は発生します。思うように稼げないことで、生活に困窮するといった悲惨な末路を辿ってしまうでしょう。
安定した収入を得るには、継続的に案件を獲得する必要があります。変化の早いIT業界であるからこそ、選ばれるエンジニアになるための努力を継続することが大切です。
思うように案件が獲得できない
思うように案件が獲得できず、悲惨な末路を辿ってしまう人も少なくありません。案件を獲得できない原因として、次のようなケースが考えられます。
- スキル不足や営業力不足
- 単価が高い案件に応募したくても応募要件を満たせていない
- 仕事を獲得できたとしても単価の低い案件や単発の案件ばかり
単価が高い案件を獲得したり、案件を任せたりしてもらうためには、高度なスキルを身につけること、常にスキルを磨き続ける必要があるのです。
過労で体調やメンタルを崩してしまう
「仕事を受注しすぎて休みを取れない」
「メイン業務以外にも営業や事務作業に対応しなければならない」
このような理由から、過労になってしまう人も少なくはありません。案件には基本的に納期があるため、スケジューリングに失敗するとほとんど休めないこともあるでしょう。
仕事時間を自由に決められるのがフリーランスのメリットである一方、こうしたデメリットもあります。体調やメンタルを崩しても有給や休職といった制度はないため、収入にダイレクトに影響してしまいます。
自分のキャパシティを理解し、適度に休憩・休日が取れるようにスケジュールを調整することが大切です。
孤独に耐えられない
在宅型のフリーランスエンジニアは、基本的に一人ですべての仕事をこなします。一人暮らしですと、人との会話が皆無となる日も珍しくなく、孤独感が一層強まるでしょう。
また、トラブルが起きたり、わからないことがあったりしても、周囲に助けを求められないことで、精神的に辛く感じてしまうおそれもあります。
同じフリーランスの仲間と交流を持ったり、企業の担当者と連携できる体制を整えたりすることは、孤独感や周囲に頼れない状況の解消に有効です。
フリーランス特有のトラブルに遭う
フリーランスは、契約も個人で行います。契約内容を確認していなかったことが原因で、クライアントとトラブルになるケースも珍しくありません。最悪のケースでは、賠償請求されるリスクもあります。
さらに、怪しい情報商材や勧誘などに引っかかり、多額のお金を失うといったトラブルもあるため、情報の見極めが重要です。
こうした末路を回避するには、フリーランスの契約や仕事に関わる法律を理解したり、SNSやネットの情報を鵜呑みにせず自分で調べて情報を精査したりする必要があります。
フリーランスエンジニアが悲惨な末路を回避するには
フリーランスエンジニアの悲惨な末路は、その人次第で回避できます。ここでは、その方法をご紹介します。回避方法は現状の悩みに応じて人それぞれであるため、自分にあった方法を実行しましょう。
目的やビジョンを明確にする
なんとなくでフリーランスになってしまうと、仕事へのモチベーションの維持が難しくなります。想像以上に案件獲得が大変だったり、出費が多かったりして、フリーランスになったことを後悔してしまうかもしれません。
しかし、目的やビジョンが明確であれば、そこに向けて案件獲得やスキルアップなどにモチベーション高く取り組めるようになります。
スキルを磨き続ける
ITは変化の早い業界です。安定して仕事を獲得し続けるには、企業が求める技術・スキルを備えている必要があります。そのためには、現状に満足せず、フリーランスになってからもスキルを磨き続けることが大切です。
常に企業が求めるスキルを備えているエンジニアであれば、安定的に仕事が得られるでしょう。
いきなりフリーランスにならない
思い立ってすぐに、フリーランスへ転身しないこともリスク回避方法の一つです。無計画にフリーランスになると、思うように案件が獲得できず、経済的に困窮するリスクがあります。
そうしたリスクを抑えるには、副業からはじめ、ある程度の収入見込みが立った段階での独立することをおすすめします。副業することでフリーランスの実態がわかり、自分の向き不向きもわかるため、悲惨な末路を回避できるでしょう。
仕事量をコントロールする
稼ぐためとはいえ、無理に仕事を詰め込み、体調やメンタルを崩してしまったら本末転倒です。自分のキャパシティを理解し、仕事量をコントロールすることも仕事のうちでと考えましょう。
体調やメンタル面の問題だけでなく、納期遅れや納品物の質低下を防ぐためにも重要です。
人脈を広げる
同業種の仲間や協力を求められる、企業とのコネクションを作ることも有効な方法です。人脈を広げることで困った時に相談できるだけでなく、孤独感を解消することにもつながります。
また、人脈を広げることで、案件獲得のチャンスも広がります。
フリーランスエンジニアに向いている・向いていない人
悲惨な末路となる原因には、フリーランスエンジニアへの適性も関係します。
自分がフリーランスエンジニアに向いているかどうかをチェックしてみましょう。
フリーランスエンジニアに向いている人
フリーランスという自由な働き方がゆえに、悲惨な末路を辿ってしまう人もいます。フリーランスエンジニアとして働き続けるには、仕事量や体調・メンタルをしっかりと自己管理できるかが重要です。
また、案件を獲得するには十分なスキルと営業力が必要であり、スキルは常に磨き続けることが求められます。
自己管理ができ、十分なスキルがあること、かつ学習や案件獲得に自主的に動け、自分の仕事にしっかりと責任を持てる人は、フリーランスエンジニアに向いています。
フリーランスエンジニアに向いていない人
スキルは高めていけますが、上記のような特徴に当てはまっているとフリーランスエンジニアには向いていないかもしれません。悲惨な末路に陥る可能性があるため、キャリアの再検討が必要でしょう。フリーランスエンジニアではないキャリアの方が、活躍できる場合も考えられます。
しかし、意識の改善と努力次第でこれらの特徴を打破できます。今上記の特徴に当てはまっていたとしても、強い意思とモチベーションがあれば悲惨な末路は回避可能です。
フリーランスエンジニアの寿命|年齢は関係ある?
結論、フリーランスエンジニアとして働くにあたって、年齢は関係ありません。しかし、巷ではそういった噂も存在します。
ここでは、年齢の観点からフリーランスエンジニアについてみていきます。
35歳定年説は過去の話
過去には、エンジニアは35歳が定年といわれることもありました。その背景には、エンジニアの仕事が体力勝負であることが関係しています。
しかし、フリーランス自体に年齢制限はなく、会社員のように定年もないため、いつからなるか、いつまで働くかは個人の自由です。現代はIT人材が不足している状況にあるため、年齢に関係なくスキルがあれば、フリーランスエンジニアとして働き続けられるでしょう。
なお、厚生労働省「IT・デジタル人材の労働市場に関する研究調査事業」によると、IT・デジタル人材の年齢層は55〜59歳が最も多い割合となっています。
フリーランスの割合は35歳以降が多い
フリーランス協会「フリーランス白書2023」によると、フリーランスとして働く人の割合は35歳以降が多く、40〜45歳の層が最も多い割合となっています。
| 25歳未満 | 0.6% |
| 25〜30歳未満 | 3.8% |
| 30〜35歳未満 | 10.0% |
| 35〜40歳未満 | 15.5% |
| 40〜45歳未満 | 19.8% |
| 45〜50歳未満 | 17.3% |
| 50〜55歳未満 | 16.5% |
| 55〜60歳未満 | 9.5% |
| 60〜65歳未満 | 5.4% |
| 65歳以上 | 1.6% |
引用:フリーランス協会「フリーランス白書2023」
35歳以降の割合が多い理由として、会社員としても十分に経験を積み、独立できるレベルのスキルが身につくタイミングが35歳以降であるからと考えられます。また、割合は少なくなりますが、60歳以降もフリーランスとして働いている層もいます。
現代はキャリアの選択肢としてフリーランスも一般的になりつつあることから、今後その割合も増えていくかもしれません。
一方で、フリーランスでも体力面や適応力の観点から、若い人材が求められるケースもあるでしょう。しかし、ベテランの知識や経験が求められる場合もあります。
特にエンジニアという職種はスキル重視であることからも、高度なスキルがあれば年齢が大きな足かせになることは少ないでしょう。
フリーランスエンジニアのキャリアパス
会社員エンジニアは社内での明確なキャリアパスがあるため、末路を気にすることはありません。しかし、フリーランスエンジニアは役職や昇進といった概念がないため、将来が定まらず、末路を不安に感じてしまう人も……。
フリーランスエンジニアとして独立した後、どういったキャリアパスがあるかを知ることも悲惨な末路を回避するためのポイントです。ここでは、フリーランスエンジニアの主なキャリアパスをご紹介します。
PM(プロジェクトマネージャー)
PMはITプロジェクト全体を管理する仕事であり、エンジニアの開発経験が活かせます。
【主な仕事内容】
- クライアントのヒアリングから要件定義
- プロジェクトの計画から予算、進捗などの管理
ITコンサルタント
ITコンサルタントはPMの上級職です。
経営課題に対する戦略の立案や提案といった上流工程に携わるポジションであり、開発経験が長いエンジニアにおすすめのキャリアパスです。
【主な仕事内容】
- ITによって企業の課題解決を支援(ヒアリング、分析、提案)
- プロジェクトの計画や予算、進捗やクオリティの管理
講師
プログラミングスクールやオンラインスクールの講師もキャリアパスの一つです。
講師は経験やスキルが求められるため、フリーランスエンジニアとしてのスキルや経験が活かせるでしょう。体力的にも大きな負担がなく、年齢を重ねても働きやすい点でおすすめです。
【主な仕事内容】
- プログラミングを教える
- 受講者に対するフィードバック
- 受講進捗の管理
現役エンジニア
フリーランスエンジニアとして、現役で働き続けるのも立派なキャリアパスです。開発が好きであり、向上心を持って常に学び続けられる人なら向いているでしょう。
エンジニアの中にも、開発に特化する「スペシャリスト」とPMやマーケティングなど多様なスキルを持つ「ゼネラリスト」の2タイプがあります。自分の適性もふまえ、どのようなエンジニアとして活躍していきたいかも明確にしておくことがポイントです。
【主な仕事内容】
- 要件定義、設計
- プログラミング、開発
- テスト など
フリーランスエンジニアの末路が悲惨かはその人次第
フリーランスエンジニアの末路は必ずしも悲惨ではありません。悲惨な末路を辿ってしまうのは、フリーランスエンジニアに向いていない人や以下のような失敗をしてしまう人です。
| 収入が不安定になり生活に困窮する思うように案件が獲得できない過労で体調やメンタルを崩してしまう孤独に耐えられないフリーランス特有のトラブルに遭う |
しかし、ご自身の努力によって、悲惨な末路は回避できます。
「フリーランスエンジニアになりたい」
「これからもフリーランスエンジニアとして働き続けたい」
このような方は失敗を回避するためにも、自らの意識を改革したり、スキルを磨き続けたりと、努力していくことが大切です。



